今回はサイクリストの聖地として有名な しまなみ海道に日帰りツーリングに出かけました。
天気も良く絶好のツーリング日和に恵まれましたが、果たしてモーターサイクリストにとっても聖地となり得るのでしょうか?
愛媛県松山市を朝の9時に出発し、まずは 風早の郷 風和里 でミーティングです。
尾道ラーメンの「麺や 雑兵」で腹ごしらえ
まずは海沿いの道を通って愛媛県今治市まで走り、一気に尾道まで走って腹ごしらえです。
尾道ラーメン激戦区の中にあるこちらの「麺や 雑兵」さんでいただきました。
基本的にどのお店に入っても美味しいそうですが、地元の人たちはお店ごとの特徴を熟知して、自分の好みのお店に通っているようですね。
要するに好みの問題のようです。
地元ではないのでよくわかりませんから、直感を信じました。結果的にとても美味しくいただきました。
やはり尾道に来たらせっかくなので尾道ラーメンを食べたいですよね。
日本一短い船旅を満喫
腹ごしらえを済ませて、お店のすぐそばにある渡船に乗って向島へ。
「日本一短い船旅」と言うだけあって、対岸はすぐそこに見えています。
連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地でもあり、景観は美しいですし、やはりバイクには船旅が似合います。
川のようにも見えますが、立派な海です。海水が流れています。瀬戸内海です。
待っている人や自転車、車が乗り込めば、すぐさま出発します。待ち時間はありません。
移動している間にお金を支払います。大人は100円、バイクは10円です。
すぐに到着しますから、基本的にみんな乗り物から降りずにそのまま待っていて、集金係の人が集めに来てくれました。
大山祇神社で旅の無事を祈る
向島から高速道路で大三島まで戻ります。由緒正しき「大山祇神社」を散策しました。
無形民族文化財の「一人相撲」が奉納される場所として有名ですね。
境内は非常に広々としています。新緑が美しい境内の中に、一際目を引く老木があります。
樹齢2600年のご神木です。オーラが違いますね。
境内はとても綺麗に整備されています。ここでは旅の無事を祈りました。
大三島ブリュワリーではお土産を調達
大山祇神社からすぐそばにある「大三島ブリュワリー」さんでは、空のペットボトルを持参すれば好きな銘柄のものを詰めてくれます。
さすがに飲んで帰れませんからね。
古民家を改装してブリュワリーにしてるんですね。雰囲気がいい感じです。
もちろんソフトドリンクもあります。私は「はっさく」を注文しました。
甘味と酸味と苦味の絶妙に混じり合った大人の味で、しかも濃い!
十分に満足させてくれる飲みごたえでした。
ビールの種類は4つ。飲みやすいもの、苦いもの、はっさくテイスト、コーヒーテイスト。
オーナー夫妻が気さくな方で、色々教えてくれたらお話を聞かせてくれました。
こういった人とのふれあいもツーリングの醍醐味ですね。
お店の前にバイクを並べてパシャり。周りの交通に気をつけてね。
なんでもオーナー夫妻は新たな趣味を発掘しようと思っているらしく、音楽やバイクに興味があるようです。
SR400やハーレーに興味津々でした。
参考:大三島産クラフトビールのラインアップは月替わり!お店で量り売りで何度でも/大三島ブリュワリー(愛媛県今治市 大三島) | 瀬戸内Finder
オミシマコーヒーで最高の景色とコーヒーをいただく
先ほどの「大三島ブリュワリー」のオーナー夫妻から教えてもらった素晴らしいカフェへ。
その名も「オミシマコーヒー」。
普通に走っていると見落としてしまいそうな、一段下がった場所にありました。
しかも建物の外観が、、、。
これまた古民家を改修したスタイルです。看板がなければカフェとは気がつかないかも。
しかしこちらは、愛媛の行ってみたいカフェNo. 1として名高い有名店で、週末ともなるとすんなりお店には入れないほどの人気なんだとか。
え?
いきなりリゾート!?
ウッドデッキから望むみかん畑、その向こうには橋やしまなみの美しいロケーション。
いやー参った。こりゃ人気が出るはずだよ。
古民家もキレイに改装されていて、小さい頃に親戚のおじいちゃんの家に遊びにいった時の感覚がよみがえりました。
焙煎士のオーナーさんが手がける珠玉のコーヒーをいただきます。
私はブレンドをいただきましたが、舌にいつまでも残らないすっきりとした程よい苦味が心地よく、飲みやすいコーヒーでした。
この景色と心地いい風を感じながらの一杯は、都会では絶対にありえませんからね。
飲み終えてからもしばらく余韻に浸っていました。そう、心地よすぎて眠っちゃいそうになる程でした。
参考:オミシマコーヒー焙煎所 -瀬戸内海の大三島で、コーヒー豆を焼いています。
しまなみ海道ツーリングで注意すべきポイントや雑感など
基本的には常に絶景が約束されたツーリングでした。今治までは海沿いのコース、帰りは山道を抜けて松山市まで帰りました。
朝の9時に出発してからは特に急がず焦らず走って、帰宅したのが18時くらいでした。走行距離は約250km程度で、これくらいの距離だと翌日に疲労を残さずに楽しく走れました。もちろん無給油で問題なく帰宅できましたね。
SR400だと給油なしでも帰ってこれるくらいの程よい距離の中に、嬉しい出会いが詰め込まれた、とても満足のいく旅になりました。
軽量コンパクトなSR400は海風に注意
海沿いの道を走ったり橋を渡って海の上を走るわけですから、風の強さが注意すべきポイントですね。
自転車のスピードだと心地いいくらいの風でも、バイクのスピードだと強風になります。(ちなみにこの橋は自転車や原付バイクも走れますよ)。
特にSR400のような軽量バイクは風の影響をかなり受けます。橋の上はほとんどが片側対面一車線なので、急な横風による緊張感や体力の消耗はありましたね。
ただ、焦らずに走っていれば景色を楽しみつつ余裕を持てるレベルだと思います。その日の天候など考慮して走るとなお良いでしょうね。
事前のリサーチをしっかりして望むとなお良し
島とは言っても広いです。それぞれの島に個性があり、気になるお店や観光スポットも多くありますので、事前にターゲットをいくつか決めておいていくのがいいですよ。
今回は「大三島ブリュワリー」さんに教わったお店を急遽プランに盛り込みましたが、これをいっぱいやってたら日帰りできなくなっちゃいますよね。
時間に余裕がなくなれば気持ちが焦り、思わぬトラブルに見舞われたり、休憩せずに焦って帰ると翌日の疲労感が辛い結果になるかも。
せっかくの絶景、出会い、グルメ、走る喜びなど、楽しい思い出を損なわないためにも、余裕を持ってプランを立て、無理そうなら次回のお楽しみにしておくと良いですね。
記事のタイトルの問いに対する答えとしては、「バイク乗りにとっても、しまなみ海道は聖地と呼ぶに値する素晴らしいツーリングコースである」と言えます。
近隣にお住まいのライダーだけでなく、わざわざ遠方から走りに訪れる価値のあるツーリングになること間違いなしですよ!
Posted by Atsushi(@Atsushi_k0)
コメント
久しぶりに書き込みます。
2019年6月末、大阪南港からオレンジフェリーに乗って、愛媛県東予港まで行き、時計回りに四国と中国地方(愛媛県東予港→香川県善通寺市→(瀬戸大橋)岡山県倉敷市→広島県福山市鞆の浦→尾道市→(しまなみ海道)→愛媛県東予港)をSR400にて走りました。
因島、生口島、大三島、大島に立ち寄りました。ご紹介のあった大山祇神社も短時間ですが訪れました。幸いに、しまなみ海道を走っている時は雨には遭いませんでしたが、梅雨時期で路面も完全に乾いておらず、風も強く(特にそれぞれの橋の上)、事故だけは起こさないようビクビクしながら走りました。次は、天気の良い時期にそれぞれの島に滞在するなどして、じっくり見て回りたいと思っています。
takey さん、コメントありがとうございます。
どうしても海の上となると風が強いというのがポイントですよね。
景色を眺めながらのんびりとSR400でトコトコ走っているつもりでも、やはりあおられてしまいますからね。
何度も走っていると慣れてくるのかもしれませんが、最初は特に気をつけなければなりませんね。
島巡り、楽しそうですよね。
私も今回はすこし滞在しただけですが、ぜひとも島の魅力とか味わえるくらいののんびり旅をしてみたいものです。