愛媛県の西予方面へは、西日本豪雨があって以来めっきり走りに行くことが少なくなってしまいました。
でも、オートバイに乗ってツーリングするにはすごくいい場所がたくさんあるんですよね。
雨も風もものすごく強かったんですが、家庭を持つ身としては気兼ねなくツーリングできるまたとないチャンスと思って何日も前から準備していましたので万全の対策のもとで決行しました。
もっと西予・南予のツーリングスポットを開拓したい!
まずはメンテナンスをしっかりとしてから出発
ヘッドライトのロービームが切れていたのと、空気圧のチェックなど一通りのメンテナンスをしてからの出発です。
一般道を使ってのツーリングなのですが、整備不十分な状態で旅先でのトラブルなどあっては気分が下がってしまいます。
可能であれば信頼のおけるバイクショップでちゃんとチェックしてから行きましょう。
国道56号からバナナ館の交差点を経由して国道378号へ
松山市内から向かうと大きなバナナのオブジェが目印ですが、こちらから長浜方面へ向かいます。
峠越えになりますが、ちゃんと整備されていて道幅もあり、勾配もそれほどきつくないのでゆったりと走ることができます。
八幡浜市方面へ向かうメインストリートになりますので、交通量は峠道にしては多いですから気をつけて走ります。
途中で他のライダーさんが手を上げてあいさつしてくれたのが嬉しかったー!
それほど長くない山道を越えると、次は海沿いです。
山も海も楽しめるコースですので、私はけっこう好きです。ただ、この日は雨と風が強くてちょっと油断できませんね。
道の駅ふたみ へ到着しましたが、平日であることに加えて、あまりにも雨風が強いので人はほとんどいませんでした。
普段なら良い景色が広がっているんですが、あいにくの天気です。仕方ないですけどね。
人がほとんどいません。
やっぱりやめておくべきだったかな?
白波が立つほど海も荒れています。
気をつけて先へ進みます。
国道378号〜県道24号〜県道28号を経て目指すは四国別格20霊場の第7番 出石寺
ガソリンスタンドの交差点からは、美しい景観「肱川おろし」で有名になり、また「肱川の氾濫」でも悲しいことに全国区となった肱川に沿って進みます。
天気の良い日に災害前にも災害後にも走りましたが、相変わらず気持ちよく走れますので、ぜひお出かけして走ってみてほしいです。
そして県道24号から28号へとすすみ、最初の目的地は 四国別格二十霊場の第7番 出石寺 です。
趣味である SR400(バイク)での四国八十八ヶ所霊場と四国別格二十霊場を巡る旅がいよいよあと2つのお寺を残すのみとなりましたので、まずはこちらを目指したいと思います。
折れてしまった右のリアウインカーが痛々しい。
近くにあったガソリンスタンドにガムテープをお借りできないかと助けを求めると、快くタオルとかガムテープとかお借りできました。
本当に優しい人柄の方たちで、嬉しい気持ちになれました。
応急処置としてまっすぐ横になるように固定しました。
フロントフェンダーも傷ついて、曲がってしまいました。
走るぶんには問題ないのですが、あとでバイクショップの店長に聞いたところ、同じ新品のフロントフェンダーは2万円以上するらしいです。
・・・修理をどうするかは後ほど検討します。
グリップも痛々しい姿に。
奥に白く見えているプラスチックのような部分と黒いゴムの部分はセットのようで、全部交換することになるようです。
ここから雨とか、洗車時の水が侵入すると更なるトラブルを招く可能性があるので、ここは値段は関係なく修理しておくことにします。
マフラーも傷だらけで、泥水の汚れも目立ちます。
マフラー交換となるとかなり高額の出費を覚悟しないといけませんから、悩ましいところです。
でも、おそらくバイク好きの人ってマフラーとか真っ先に視線が行くでしょ?
できることなら直したいけど、、、うーん。
たとえ自走できたとしても転倒などのトラブル後は無理せず引き返すのが最善策
実は、転倒後に自走できるとわかって、その先の出石寺に行ってしまおうと考えて2km程度走ったんです。
でも、何かがおかしい。
なんか真っすぐ走っているのにハンドルが少し右に向いているような気がしたのです。
無理をすれば行けたのかもしれませんが、なんだか嫌な予感がして、結局途中であきらめて走って松山まで帰りました。
今回のツーリング中の転倒によって受けた損傷の全貌が明らかになった
出発前にみてもらったバイクショップに持ち込み、店長さんに助けを求めました。
改めてみてみると、ヘッドライト(ステーも歪んでいた)、ミラー、ブレーキペダル、ブレーキレバーなど、他にもいろいろと傷がついていました。
そんなに派手に転倒したつもりはなかったのですが、ダメージは大きいですね。
店長さんの話では、フロントフォークのねじれが一番の問題点であり、これは「部品が届いたから修理に後で持ってきてね」というレベルではなく即入院です、とのこと。
フロントフォークについては、ねじれているだけならまだいいけど、曲がっていた場合は交換ですねと言われました。
多分大丈夫だと思うけど、怪しいから調べますので、これは今日は乗って帰れませんとも言われました。
仕方なくタクシーで帰宅してから、さっそく店長さんから電話をもらいました。
まず、フロントフォークは曲がっていませんでしたので、アライメントを調整して使います、とのことで一安心。
それから、まずは走行に支障のないパーツから交換して、傷がどうしても気になるのであればあとでパーツ交換するのもいいでしょうとのことで、そうすることにしました。
結局、リアウインカーのステー、ヘッドライト周囲、アクセルとブレーキレバーなど操作性や走行性能、安全性に影響するところだけを修正して、4万2千円あまりで落ち着きました。
最初は傷ついているパーツをすべて新品と交換すると15万円くらいかかるかもしれないと言われて驚きましたが、まずは一安心ですね。
教訓:雨の日のツーリングは転倒に気をつけて走ろう
私自身の身体の傷は、自転車で転倒した程度のかすり傷ができたくらいで問題ありませんでした。
結局は気分転換程度の距離でしかツーリングできませんでしたが、気分転換どころかかなりテンションが下がって帰ってきてしまいました。
しかも、よりにもよってバイクを傷つける結果となってしまいましたが、幸いにも周囲に他の車や人がいなかったのでよかったです。
というか、逆に人も車もなさすぎて、エンジンがかからなかったらどうやって帰ればいいんだろうと途方にくれるところでしたので不幸中の幸いでした。
雨の日に走りなれていない場所を走る時は、想像以上に気をつけて走らないと思わぬトラブルに見舞われるということを体験しました。
これを以後の教訓にしたいと思いつつ、新しいレインウエアを買いにくのでした。
Posted by Atsushi(@Atsushi_k0)
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